2015年5月10日日曜日

この前ひいた風邪

四月に風邪をひいた。
なんだか咽がヒリヒリするなあ、花粉かなあと思っていたら、
その夜には声が出なくなり、熱で頭がぼーっとして来た。

三月末頃から腰痛もあった。
普段、体を動かす仕事をしているので、
三月は詰め過ぎていた事もあり、
腰を休める暇が無い為だろうと思っていた。

咽風邪から、段々咳が出るようになった。
咳をする度に、振動で腰がズキズキ痛む。
咳が酷くなるのと同時進行で、
弱った腰にも、益々激痛が走るようになった。
咳は特に夜に出る。
咳をする度に腰が酷く痛み、眠れなかった。
今まで体験した事の無い組み合わせだった。

弱り切った所で、「と整体」の川さんにみてもらう事にした。
さんには、一年に一、二回程、
体調が絶不調の時にだけみてもらう。

この風邪は、年始あたりから始まっていた。
年始にぐぐっと体に溜まったものが、
二月の右手首の捻挫をきっかけに、
右側から症状として外に出始め、
四月にみてもらった時には、右半分は抜けていて、
これから左半分を通過するという事だった。
咳をする事で、こわばった腰を緩め、
緩めきった所で抜けて行く。

この風邪の原因は、心の打撲という事だった。
打撲をして、体の中に留まっているものを抜く運動としての風邪。
そういう風邪をひいた。

父を見る



私の父は絵を描いている。

父とは性格が似ていてぶつかってばかりいた。
父の話は聞く気が無かったし、聞いて来なかった。
父のしてくれた事は、あまり覚えていない。
父にあまり興味が無かった。

10年ほど前に教員を自ら退職した父は、
家に籠って絵を描いたり、本を読んだりするようになった。
2006年、父は詩を書く事に熱中し、
四冊の自費出版詩集をつくった。
教え子への恋の詩が多く、
私は半分馬鹿にしていた。

その父の絵や詩を、ふと思い立って、
親しい友人に見せる事が何度かあった。
最近この父の絵や詩が、私の周りでやたらと人気がある。
そんなものかと思ったし、みんな何を見ているんだろうと思った。
今まで近過ぎて見えなかったものが、
他人の視点というものが加わる事で、少し見え方が変って来ている。
一人の人間として見えて来ている。

この周りでの反応や、感想を父に伝える事で、
父からぽつぽつと原稿が届く様になった。
詩に加えて、私小説も届いた。

父を見始めている。

2015年5月9日土曜日

ある 14 打撲の効用


- びっくりする
- 尻餅つく
- 打撲は怖い
- 子供の時の打撲
- 中年
- 頭を打つ
- 尾骨
- 骨が止まった
- 速度感があってとんと入る
- 後頭部
- 腹診
- お腹がへこむ
- 船底型
- 打撲が抜ける
- 恥骨
- 打撲の処理の期間
- 痛みが移動します
- 骨折

発行 2015年5月10日
部数 200部
定価 200円
B6四つ折り

在庫あり